まるちゃんがアラスカで出会った人物 クランさん
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クランさん
夫の元ルームメイト。アメリカ人。
丸顔。色素が薄い感じ。銀縁眼鏡。
田舎で育ったので、人との付き合いがあまりうまくないそうだ。
コンピュータが趣味で、いい機械をそろえている。
アラスカ大学卒業後、コンピュータ会社に就職。
夫の元ルームメイトたちと一緒に、ブルーベリー摘みに出かけたことがあった。
「リスを撃つのだ。熊が出てきたら怖いし。」との理由で、クランさんはピストルを持って行くつもりらしいよ、と夫が言う。
私は、「彼はまだ若いし、面白半分に銃を撃って欲しくないし、リスを撃って遊んで欲しくもない。銃を持った人がそばにいるのがわかっていて、しかもその人を信頼できないから、私は一緒に行きたくない」と夫に駄々をこねたが、それが伝わったのかどうか、ブルーベリー摘みでピストル遊びはされなかった。
熊が怖いのはわかる。
でも、アラスカ中の交通標識がピストルで穴ぼこだらけにされていることを考えると、銃を持っている人すべてがやむを得ない時だけ発砲しているとは思えない。
リリーさん
クランさんの彼女。毎晩クランさんの寮へ遊びに来ては入り浸るので、リリーさんにも家賃を負担させろ、との声。
夏休み中は大学寮を追い出されるので、クランさんとダウンタウンで同棲、ハムスターをペットにしていた。
部屋は散らかり放題。ハムスターが逃げ出して暴れまくったかのよう。
夜、4人ほどでダウンタウンの部屋へ遊びに行ったときは、ピザを作ってあげると言って、スーパーで材料を買い、ピザ生地を粉からこねて発酵させ始め、結局ピザが出来上がったのは真夜中だった。
フェアバンクス人御用達スーパー、フレッドマイヤーでレジ係りをしていた。
マークさん
別名ひげのマーク。夫の元ルームメイト。
とてもよくしゃべる!沈黙が怖いとしか思えないほど。
早口で私にはほとんど理解不能だったので、夫に「今何て言ってたの?」と聞くと、大概「さあ、僕にもわからん」と答えられてた。相手が理解しようがしまいが、とりあえず言いたいことをしゃべりたおすって決心しているみたい。
日本風のカレーが好き。
タイ料理の店もお気に入り。
土足で部屋に上がってくるので、「悪いけど靴を脱いでもらえるか」と頼むと、「足がくさいから靴は脱げない」。
地質学専攻で、96年夏、ゴールドマイニング(金鉱堀)などをする会社に就職、炭鉱夫のリーダーのような地位に付くが、探鉱者として機械で穴を掘っている。
しばらくして、電子メールが来て、なぜだか本人にもわからないがコンピューター技師になってしまったとのこと。
自分でも何をやっているのかわかってないけど、はったりをかまして切り抜けているらしい・・・。
デビーさん
夫の元ルームメイト。
お母さんが韓国人。ぼさっと伸びた黒髪、黒い瞳。私に白いマフラーをくれた。
お母さんが送ってきたといって巻き寿司を食べさせてくれたが、酢が全然きいていなかった。
昔、ドラッグディーラーをしていたとか、部屋に銃を隠し持っているとかで、他のルームメイトたちからはあまりよく思われていない。97年1月所在不明に・・・。
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