まるちゃんがアラスカで出会った人物 フォールさん


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フォールさん

同じアパートの3号室だった。夫のオフィスメート。

私が初めてフェアバンクスに来たとき、泊まっていたプリンセスホテルまで夫の車を運転して持ってきてくれた。
新婚だからと気を遣ってくれたのか、そのときは会わずに、車の中に「Welcome」と書いたメモを残してくれてあった。

カニを研究していたが、教授とうまが合わず、また、敬虔なキリスト教徒なので妻は家庭に入るべきという考えから、大学を中退してしまった。
本当は高校卒業後すぐに結婚したかったが、親が大学進学と引き換えに結婚を認めると言うので、渋々進学。
成績はとてもいいそうだ。

何度か部屋に遊びに行ったことがある。もう一人のオフィスメートのアニーさんと仲良し。
部屋には宗教関係の絵がたくさんかかっている。
アパートは雪かきの音がやかましく、もっと広い部屋が欲しかったので、95年に私たちも手伝って、アニーさんのトラックで別のアパートへ引越した。
引越しの日に部屋へ行ってみると、何にも箱に詰められていない。箱を運ぶだけだと思っていたのに、延々と荷造りから手伝うはめに。
新しいアパートに荷物を運び込むと、荷解きは放っておいて、いきなりみんなでポテトチップスをつまんでおしゃべり。
とてものんびりしていた。

旅行好き。北極海沿岸のバロー(浜辺に鯨の骨が転がっていただけ)、アラスカ南東部のジュノーなどにふらりと行くのがいい。

顔の輪郭はベロの妖怪人間のときに似ているが、よく笑う。笑顔がかわいい。茶髪。ぺたっとしたおかっぱ。

96年春に、アラスカ南部のキーナイへ引越しした。

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ネイルさん

フォールさんの夫。
セールスマンをしている。
やんちゃな白人の男の子、という風貌。よくしゃべる。

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