まるちゃんとアラスカ
デナリ・ナショナル・パーク・その5
「ムース」


ムース。
どこだ。
ほら、ここ、ここ!(と指差しながら)

ムースは、こういうややこしいところでよく見つかる。
低木が茂ってたり、スプルース(写真の細長い木)が密集してたりするところ。

高速道路の路肩を必死こいて走っているやつも、よく見る。

鹿の仲間でも最大に育つムース。
大人の雄は、700キロ以上にもなる。

で、これが道路に飛び出して車にぶつかると、車の方がぺしゃんこになっちゃうのだ。
ある日の新聞では、1日に3回もムースにぶつかった!
なんてこったい!珍記録!
という記事が載っていた。

たしか、「ムースにぶつかった」というのは保険が効かないので、修理費が・・・
と、おっちゃんはトホホ状態だったような記憶が。


ムースの糞。
お土産物屋さんで購入できます。(ムースの糞を)
本物の糞かチョコレートかはよく見極めて。
名前は、ムースドロップスとか。Moose Drops。
道端に落ちている糞は、機械生産したのか?と思うほど、同じ形で同じ大きさ。
チョコボールに似ている。


ムースの肉。
ちょっとくちゃい・・・。
秘伝のタレにしっかり漬けて、焼肉にして食べます。
珍しいので、食べるチャンスがあったら逃さずに。


ムースの雄には巨大な角。
手のひらのような形に、ひらべったく成長する。
私が両手を広げたよりも、まだ大きいかもしれない。

こんな大きな角なのに、彼女をゲットして交尾期間が終わったら、毎年ぽろっと取れちゃうんだって。
そんで、毎年またはえてくる。

この角はインテリアとして使われ、ゴテゴテと角だらけの家を見かける。
アラスカ大学フェアバンクス校の付属博物館には、ムースの角で出来た椅子が。
痛そ〜う!

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