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まるちゃんとサンタバーバラ
「子連れで安全に過ごすために」
このページは初渡米されたママさんパパさん向けに書いてます。
子連れで安全にサンタバーバラを楽しむため、気に留めておくといいと思う点。
あれこれ書いてますが、家に閉じこもらせようというのではなく、
トラブルに巻き込まれず広々とした青空を楽しんでいただけるように、という意図です。
公園では、砂を口に入れない。
あらいぐま(ラクーン raccoon)、ネズミ、リス、犬などが糞をしてあったりするかも。
これら野生動物には、狂犬病(ラビーズ rabies)を持っていたり、寄生虫(パラサイト parasite)がいることがあり、人体に入ると病気の原因になります。
もし近くで見かけても、触りにいったり餌をやったりしてはダメダーメ。
砂遊びすること自体は大丈夫だけれど、物を食べたり、指しゃぶりをする前には、必ず手洗いを。
水道が近くにない場合もあるので、ウェットティッシュ(スーパーに売っている)を常備。
地面にあいている、なんだか怪しい穴に手をつっこませない方がいい。
歩道を外れて、足元が見えない草原に入らせない。
サンタバーバラは暖かいので、ガラガラ蛇(ラトル・スネイク rattle snake)やら毒蜘蛛やら地リスやらモグラやら、あれこれ怪しげなものもいるようです。
黒地に赤マークのぽってりしたブラックウィドウ black widow は毒グモなので、近づかせない。
スカンク Skunk を見かけたら、写真を撮ろうと近づかずに、静かに立ち去る。
驚かせると激しく後悔します。
サンタバーバラ中で、野生のコヨーテ Coyote が増えているとの記事を見ました。(2004/6)
群れで夜に狩りをするようです。ペットを飼っている人は、夜は室内へ入れるほうがいいらしい。
首輪がなくうろうろしている、犬のような動物がいたら、子供が近くを走り回らないように気をつけて。
2005年6月〜UCSB大学の近くで、西ナイル・ウイルス West Nile Virus に感染したカラスの死体が発見されました。蚊を媒体として人間にも感染しますので、虫除け対策を。
半時間以上ほど外遊びさせるなら、日焼け止め(sunblock lotion または sun screen)を塗ってあげましょう。風が冷たくても、日差しは強いので、SPF30以上が効果的なようです。
お友達と一緒に公園へ行く場合。
ママさん同士で井戸端会議の間も、けっして子供から目を離さない。
小学生以下の子供同士のみを公園で遊ばせない。親かベビーシッター同伴で。
誘拐や事故を防ぐためです。
「日本人=金持ち」のイメージがあること、西洋人にはアジア系の子供はかわいらしく感じる人がいるため。
性犯罪者については、ミーガン法 Megan's Lawへ。
公衆トイレでママさんが用を足す間、子供一人外で待たせることは避ける。
一緒に入るか、戸の前に立たせて会話をしながらいつも足が見えるようにする。
車椅子用トイレならストローラー(ベビーカー)ごと入れます。
トイレではあちこち触らせない。トイレの後、手を洗わない大人も多いです。
サンタバーバラは大型犬を飼っている人が多いです。
でも、他人の子供の安全にまで気を配って飼っている人は少ない。
たとえペットの犬を公園へ連れてきているのが子連れ家族でも、その犬にとって我が子は「他人」です。
駐車場付近では手をつなぐ。
アメリカでは、公園へ行くにも車です。
しかも、あまりスピードを落とさず、よそ見運転のドライバー多し。
カーシート&シートベルトは必ず着用。
日本はカーシート導入が最近で、子供も慣れていないので嫌がる、大人も面倒でついつい、ということもあるかもしれませんが、アメリカでは出産2日後に退院する時からすでにカーシート着用が義務づけられています。
8歳未満の子供は、後部座席カーシートへゴウ。
見つかると罰金高い(100ドル〜)。
カーシートについてのカリフォルニアの法律はこちら(OCCUPANT PROTECTION の Child Restraint System and Safety Seats のページ)。
この法律の解釈についてはいろいろ意見がわかれるようですが、法律上ボーダーラインの場面では少し面倒でも安全重視をお勧め。
また、時速50マイル=時速80キロ。
住宅街の40マイルも、実は時速60キロで、日本の高速並みのスピード。
事故ると激しいです。
アメリカの運転免許は、自動車学校に行かず「自習」なので、運転下手&無鉄砲も多い。
カリフォルニア州の運転免許筆記試験の日本語過去問はこちら。
研究者の妻たちへー子供を連れてアメリカ留学
アメリカ生活立ち上げについての一般情報が詳しく書かれています。
カリフォルニア州は飲酒運転の取り締まりは厳しいです。
飲酒運転の罰金は、弁護士料を含めると7000ドルほどになる可能性もあるとか。
牢屋行き(2日〜6ヶ月)もイヤだし〜。
スクールゾーン内スピード超過などの罰金も400〜5000ドルに倍増(2003年夏〜)されたようなので、学校送迎時は要注意。
スクールバス赤ランプ点滅中のストップをしなかったら、1000ドル以下の罰金や免停が待ってます。
サンタバーバラ&ゴリータは、ストップサインと一方通行が結構多いので、ご注意。
地図を買うときに、一方通行の印つきのものを選ぶと便利(特にダウンタウン)。
駐車時間の制限もきっちり守らないと、30ドル〜40ドルぐらい罰金とられます。
運転中の携帯電話は禁止。
罰金20ドル〜。18歳以上の人はハンズフリーの装置を使いましょう。
運転中の携帯電話使用についての法律はこちら(SAFE DRIVING PRACTICES の Text Messaging and Cell Phones のページ)。
未成年者同乗中の喫煙は、100ドル以下の罰金あり。
子供は、いかなる場合も一人にしない。小学生以下は留守番させない。
「昼寝中の子供を家に一人で置いて、ちょっと近所へ買い物」
「ガソリンスタンドやファーストフード店で、寝ている子供を車内に置いてちょっと支払い」もダメダーメ。
警察に通報されます。罰金100ドル。特に6歳以下。
ガソリン補給で、車内の子供が見える場合に、エンジンがかからない状態で一人外へ出るのはオッケーです。
カリフォルニア州法 California Law, Code VEH Division 6 UNATTENDED CHILD IN MOTOR BEHICLE SAFETY ACT
18歳以下の子供は、車輪付きの乗り物(自転車、キックボード、ローラースケートなど)に乗るときは、必ずヘルメット着用。25ドル以下の罰金あり。
カリフォルニア州法 California Law, Code VEH Division 11 RULES OF THE ROAD, Operation of Bicycles
「お仕置き」に子供を外に放り出すのはダメダメです。
しつけとして得られるものより、誘拐・事故・警察に通報などの危険の方が大きいです。
初めての場所へ行く場合、できるだけ正確な場所と、行き方と、駐車場と、トイレ休憩場所(ショッピングモールが便利できれい)を調べておく。
ターゲット(Target デパート)やウォルマート(Walmart デパート)ならほぼ確実にトイレがあります。
Google Map などの地図検索サイトを利用して。
行き当たりばったりで、お目当ての場所が見つかったり、穴場を見つけたりするよりも、
やばそうなところに迷い込んでしまう可能性の方が高く、そういう場所では道も聞けません。
サンタバーバラではマシですが、ロサンゼルス&サンフランシスコ方面へ行く場合は特に。
サンタバーバラ犯罪レポート City of Santa Barbara - Crime Activity Reports>Community Crime Map
こんな感じでしょうか。えらそうに書いてごめんなさい。
では、サンタバーバラの美しい自然を、お子様とのびのび楽しみましょう!
まるちゃんとサンタバーバラ目次>「子連れで安全サンタバーバラ」
2008年12月10日作成→2021年6月2日リンクチェック