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まるちゃんとサンタバーバラ
「ラ・ブレア(旧ペイジ)博物館&タール・ピット」体験談
ロサンゼルスにあるタール池と付属博物館へ行ってきました!
◆ラ・ブレア・タール・ピット博物館 The La Brea Tar Pits and Museum グーグル地図: 5801 Wilshire Blvd, Los Angeles, CA 90036 |
タールピット?
あまり聞いたこともないような場所なんですが・・・。
何が珍しいって「ロサンゼルスのど真ん中に、現在も化石がガンガン出てくるアスファルトの池がある」ってこと。
ビバリーヒルズの高級ブランド店街から車で数分というロケーション。
ごく普通の街なかに、「ランチョ・ラ・ブレア Rancho La Brea」と呼ばれた一角があり、怪しさ大爆発な臭い漂う怪しい池があり、怪しく巨大な牙をふりあげている象がハマっている。
いかにもヤバそうな泡がボコボコ・・・
そう、今もまだタールが地中から沸き続けているんですね。
道路工事のにおいがプ〜ン。
で、タール池にハマって合掌な動物も、現在進行形らしい。
近くに小川もあり、メダカが泳いでいる。こんな汚い場所なのにね。
1969年以来ずっと発掘が続いている「ピット91」の発掘サイトも敷地内にあり。
都会にある発掘サイトでこんなに長く稼動しているのは他になしとか。
発掘時期は7月初〜9月だって。
博物館は小さいながらも、よく考えて作られていて興味深いものがいっぱい。短いフィルム上映も2箇所で。
タールがどんなに粘っこいか体験できる、タール棒。
細太2種類の棒がタールにつっこんであるので、引っ張り上げてみる。
お、重い・・・!
なぜ動物たちが這い上がれないのか、実感できます。
主な展示は、恐竜時代よりはやや手前、1万2千年〜4万年前ごろの化石や再現標本。
セイバー・トゥース・キャット Saber Toothed Cat 、ジャイアント・スロース(なまけもの Giant Sloth)。
マンモス、ライオン、狼など。
発掘した化石を掃除・復元・分類する様子を、ガラス越しに見ることが出来る研究室もある。
狼は集団で狩りをするので、集団でハマっている。
発掘された狼の化石、その数1600以上・・・そのうち404個の頭蓋骨がズラリと展示。
タールには骨だけでなく、植物まで埋まっている。
人間も1名。
女性で、何かの儀式で埋められたのでは?だって。おおこわ。
館内にはギフトショップと、鯉と亀の池もあり。
レストランはなし。
今回は、サンタバーバラを8時出発、ゲティ・センター美術館で昼食まで過ごし、午後からペイジ博物館、夕食と買い物をロサンゼルスで済ませて、9時ごろ帰宅というスケジュールで回りました。
ペイジ博物館は3時間もあれば充分すぎるぐらいなので、2〜3時間過ごせる他の観光や買い物と組み合わせても日帰りでいけそうです。
(2009年2月20日追加)
2009年2月、このタールピット近くでほぼ完全なでっかいマンモスの化石が発見されたそうな!
命名「Zed」。約4万年前のものとみられ、推定年齢は40代後半。
約3メートルもある牙も、ほぼ原形をとどめているんだと。
ロサンゼルスをそんな巨大なマンモスが、牙をフリフリ歩き回ってたなんて。
タイムマシンが欲しいです。
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2005年5月31日作成→2021年8月19日写真追加とサイズ変更